Case Number 26
「ゆれる肉」

4匹あわせて、25キロ。


Update...Nov 25th /2000
ばっくなんばー。
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 ☆俺たちって、デブ?☆

食べすぎか、水太りか、それともただの運動不足か。
奴らが歩いてくるときは、おなかの肉が、ぶーらぶら。右へ左へ、揺れている。


ぴぴぴ 「俺たちって太ってる?」
くるみゃ「俺に聞くな」

俺たちゃ、肥満児。
 うちの「ちゃぴ」以外のオスネコどもは、どうやら誰から見ても文句なしの「重量級」らしい。

 まあ、確かに身体は大きめで、ノラネコとかの比ではない。
 しっぽまで入れると90センチはあるのだから、確かに大きいといえば大きい。

 しかし、るるんたの場合は、人間でいえば「筋肉質」だし、よく動き回るので、
 身体の線も絞まって見えるわけだから、見てくれもさほど悪いわけじゃない。

 問題は、残りの2匹のほうだ。くるみゃ&ぴぴぴ。


くるみゃ「肉がね……いや、皮かな」
肉塊メトロノーム。
 この2匹は時折、喧嘩することがある。
 大抵はぴぴぴが挑発して、くるみゃが先に手を出す。
 というパターンなのだが、別に仲が悪いわけじゃない。
 寝るときもいっしょに寝ていることが多いし、何より行動パターンが良く似ている。
 そしてこの「くるみゃ系」ネコどもは、その体型までそっくりに出来ているのだ。

 こいつらが転がっているのを見ると、その特徴が良く分かる。

……「水滴」型なのだ。

 緩んだ腹の皮が、ぶよーん。と下腹部に垂れ下がっている。
 そして、歩くたびに揺れる揺れる……自分の身体の幅以上の振幅で、右に左にぶらぶらと。
 一体どれくらいの体重があるのだろうか?

 体重計で量ってみて、驚いた。
 くるみゃとぴぴぴの体重はほぼ同じで、実に7.2キロに達していたのだ。

 すなわち、2匹で14.4キロ。

 ついでだから、るるんたとちゃぴの体重も量ってみると、るるんたでさえ6キロあった。
 ただ、ちゃぴだけが4.5キロで、まあ標準体重(?)だった。
 そう、4匹分の体重をあわせると、実に約25キロ
 人間で言えば、そっくり子供一人がいる計算になる。

 「どーゆーこっちゃい!それは!」


ぴぴぴ 「よいしょ、っと。あわわ……」
るるんた「なーにやってんだ?オメー」

運動不足。
 とにかく「くるみゃ&ぴぴぴ」のあの体型だけはなんとかしなければ。
 特に……ぴぴぴ!!
 くるみゃはまだ身のこなしが軽やかなところがあるのだが、黄色いムク猫のほうは……

 かなりヤバいくらいの運動不足。

 玄関の靴棚の上に飛ぶときも、ネコっぽく一気に飛び上がるのではなく、

 「……よっ、こら、せ」

 こんなテンポで、まるでスローモーションを見ているように、緩やかに飛ぶ。
 こう書けば、かっこいいかもしれないが、実はついて動きにこられない後ろ足で、
 靴棚の壁をけって、でっかい尻を押し上げている。

 なんとも情けない姿である。


撃墜数、不明。
それは、奴らの「キルマーク」。
 そのくせ、エサはがっちり、もりもり食べる。
 とにかく食べる量が半端ではない。

 そして食った分だけ、もりもりと出す。この量もまた、半端ではない。
 そして、寝る。
 この寝るスペースも、半端ではない。とにかく出来る限り表面積をおっぴろげて、

……べちゃーっ……

 と転がるので、邪魔で邪魔でしょうがない。
 ねっころがった状態で、こちらにお腹を向けて、いかにも「むきゅっ」とした顔をしてみせても、
 確かに可愛らしいかもしれないが、なにせかっこ悪い。


くるみゃ「も、もーダメ……」
ぴぴぴ 「ぜー、ぜー……」

るるんた「なんか、いる、この、この……」

不毛の特訓。
 しょうがないので、特訓をする。
 ネコのおもちゃで体育の時間。しばらくは夢中で遊ぶのだが……
 
 すぐに息が上がる。そしてまた寝る。

 身体は動かさず、前足の射程距離内におもちゃが来たときだけ、反応する。
 実は思いっきり遊びたいのかもしれないが、やっぱり身体が重いと、どうにもならないらしい。
 この辺り、人間と一緒。所詮、ヒトもネコも、ケダモノの一種である。

 そして一番ケダモノっぽいるるんたがやってきて、おもちゃタイムを占拠する。

 るるんたは体力自慢が唯一の長所なので、なかなか疲れず、
 だんだんワケがわかんなくなると、時にはおもちゃでなく、自分のしっぽを追っかけまわしていた。
 ダイエットする必要のない「おちゃぴさま」は、知らん顔を決め込みつつ、遊ぶタイミングをうかがっていて、

 結局、僕はネコのために1時間ほどを消費する。
 こんな感じで、僕の人生の何パーセントかは、確実にネコどもに食いつぶされていくのであった。

 4匹あわせて25キロ。
 こいつらが集まると、またもの凄いスペースを占領する。それは大抵、僕の寝床であり、
 それを毎朝見て、自分が丸まって寝苦しそうに寝ていたことに気づくたびに、僕はまた、ネコおもちゃを手にするのだ。

「かかってこい!この、デブネコども」

 でも、起きがけのちゃぴの第1声は、やっぱり「ごはん」なのであった。にゃーん。



次回の「きょうのねこんた」は?(/@@)/